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大里綜合管理株式会社
代表取締役社長
野老真理子
Tokoro Mariko
 

2010年10月

9月○○日
結婚25周年の記念に、娘の生活している安否確認も込めて8日間ロサ
ンゼルスに行ってきた。娘の運転で慣れない高速道路のスピードの怖さと右折左折の合理性、いろんな人種民族が暮らし合うからこその明るい挨拶、徹底した自
己管理自己責任、街のあちこちでプレゼンするパフォーマー、きれいに管理されている道路の芝生などなど関心することがいっぱいあった。また言葉が通じない
からこそ家族揃って一緒にいた1週間は今までにない経験となった。「生活レベルの差が環境の差になり、人格の差にもなる」というアメリカでの当たり前を、
散らかるゴミをひとつ残らず拾い清め、どこもかしこもきれいな環境にしたら一体どんな変化を生むのかと反発心が募った。「狭い古いは恥ではないが、汚い乱
雑は恥」の美学をかみしめた。

9月○○日
縁あって参加した「米粉普及プロジェクト」が高じて、昨年末スタッフ一人一台ホームベー
カリーを配った。パンをつくる小麦粉が米粉に変わったら米の自給率、いや食糧自給率が上がると思い、理屈よりまずは体験!と、影響の及ぶ範囲での社会的実
験だった。「今日はご飯?パン?」と台所で「米」でどちらも当たり前にできるという小さな試みは、それぞれの家族を楽しいという渦に巻き込みながら毎日
20斤の食パンができる会社にもなった。「知っている人が作り、知っている人に分ける」というコミュニティビジネスとして大里の玄関が小さなパン屋さんに
なった。

9月○○日
あちこちで講演するたびに「一度見に来てください!」と言っている成果(?)が「見学できる会社」としてのス
タッフたちの仕事のメニューになった。今日の視察は誰が担当…と掲示板に貼り出され、環境整備の瞬間を倍にし、それぞれの仕事をやりくりしながらの役割を
担ってくれている。「大里はうさぎを泳がせている」なんて顧問の先生たちにいやみを言われながらも「人の可能性は無限!」「成長って喜び!」なんて本気で
かき回している自分を点検する。「私心なかりしか、動機善なりか」とフィルターにかけ、思いの迷いを吹き飛ばしながら、「みんなごめん、そしてありがと
う」とつぶやく。