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52期重点課題
<52期重点課題>
1.心を大切にする
世界は力ずくで自国の利益を追求することが当たり前になりつつあります。
そのことで起こる争いは、平穏で普通に幸せな暮らしをしたいと思っている多くの人を巻き込み苦しめます。もはや対岸の火事ではなく、有事を想定して考える時に来てます。
お金や資本主義を否定する気はありませんが、どこまでいっても満足することなく、経済的、物質的豊かさを追求してきた結果、対立や争いを増やし、自然環境は壊れ、多くの深刻な問題を引き起こしています。そのことを無視して、さらに経済成長や物の豊かさだけを追い求め続ければ、この先もっと苦しくなる、そう思うとやるせなく感じます。だとしたら求めるのは経済成長ではなく自分自身の人間的成長にしたい。自分の幸せや豊かさを自分の外側に求めない、すべては自分自身のことで自分次第にしておく。そして自分の成長に一途でいた方が、もっと豊かで幸せに生きるすべがあると思います。それは大里で長年にわたり修行してきて実感しています。
経済と物質的豊かさだけを求め続ければ、当然、目に見える価値に捉われ、目に見えない心の大切さを見失います。
そうならないように、志をもとに、相手のために自分ができることを考え、自分の行いで誰かが喜び元気になることを嬉しく思い、そのために日々努力することを忘れない。
その思いと行動のもとになるのは心。そこからすべてが始まると思います。
心はやさしさ、誠実さ、謙虚さ、素直さなど。
言葉で言うのは簡単ですが、松下幸之助さんは30年素直になりたいと思い続けて初段というくらいに、そのことを本当にわかり行動に変えていくことの難しさを、私たちに伝えています。だからこそ、そこに目を向け意識し大切にしたい。
大きな力や流れには抗えないとしても、どんな状況になろうとも、自分がどう思い行動するかは決められます。もちろん今までも大切にしてきたことですが、あえて心をもっと強く意識していく必要があると思います。イメージはどんな戦火の中でも、希望を持ち続け行動します。人とのふれあいを大切に、未来のために花を植え、樹木を育て、自分たちの及ぼせる範囲を美しくできるように、そして自分たちがやれることを通して目の前の人や事に対して何ができるか考え行動し続ける。どんなに経済的に貧しくなったとしても、苦しい状況になったとしても、心の豊かさは失わず思いをもって行動しようと思います。いつでも手入れされている心で純粋な心で、強い意志の上に行動していきます。
2.働き方を創造する
働き方について考えたいと思います。
大里のこれまでを見たとき、多くの先輩方が、自分を顧みず、自己犠牲を厭わず、同じ方向で同じように働いて今をつくりあげてきているのは間違いありません。そのおかげで奇跡的ともいえる豊かな会社ができたと思います。
50年という先輩方の苦労と献身的な働きによる確かな歩みによって、今の大里は会社理念に基づいた、組織文化、組織風土を揺るぎないものにしました。そしてみんながそこに依拠して、自分に何ができるか考え行動し始めています。そのことに感謝し、さらに大里がよりよくなるために、今まで以上に個人の事情や生き方を尊重した働き方をし、積極性と主体性を高め、仕事がなによりも楽しくします。
それは多様な働き方を認め合い、各々がもっと充実できる働き方や生き方を創造していく先に実現することです。
働くことは生きること。生き方は違っていて当たり前で、それぞれの考えや生活、大切にしている物事、その時々の事情などによって違います。その人がその時に最良だと思える働き方ができ、もっと豊かで充実した生き方ができる会社になる。そのために一人ひとりそのことを自覚し、改めて自分の生き方に向き合う必要があります。
そんなふうにしたら今までやってきたことを蔑ろにするんじゃないかとか、まとまりがなくなると心配するかもしれませんが、今の大里は、自分勝手に気ままに振る舞う人はいません。むしろ皆が責任を自覚し、やれる限りを尽くそうとしています。それは大里の中にある空気が、相手を思い、自分は何ができるかを考えさせる力を持っているからです。
目標に掲げた創立100年の理想をかなえるために、今いるメンバーの力が必要です。時間をかけなければ分からないことがある。時間をかけなければ築けない絆がある。時間をかけなければ創れないコトやモノがある。
だから個々がもっと充実し、豊かで幸せだと思える働き方、生き方ができるようにしたい。仕事も家庭も趣味もなにもかも、自分が行うことすべてを同じように大切に考え、主体的に動き、皆にとって最高の人生になるように。人生の充実は、個々の能力を最大限に引き出し、成長を促します。
大里は各々が能力を発揮した分、成長した分だけ、より理念を実践する会社になります。
3.自身への問いと覚悟
100周年の時に「世界一理念を実践する会社になる」と目標を掲げているが、それは結果そうなれたらいいよね、というもので、大切にするべきは、日々を自分がこうだと思った通りに生きること。
常に努力し苦労や苦悩を乗りこえながら、10年20年30年、、、と本気で懸命にコツコツと積み上げていくことが、やがてこれが理想だと言えるような世界つくると確信している。それは大里50年の歩みが示していること。
結果は自分で決められないが、どう思いどう行動するかは自分で決められる。
その思いと行動を磨くために、努力していく過程こそが何より大事なこと。
そこだけは全力で正直でありたい。
結果はだれかにお任せ。なるようになる。
決して結果を投げやりにあきらめているわけではなく、それは自分の思いと行動の積み上げの現れだと捉えている。だから受け入れるのみ。
そして、いつ、どんな結果になろうが、一喜一憂することなく、そこからまたどう思いどう行動するかやり続ける。
それが僕の目指す生き方。
一隅を照らす理念の実践もまた、小さな積み重ねが、やがて大きなことに繋がる、ということを説いている。
だから52期も、確かな実践を重ねたと言えるように、日々努力していきたい。
令和8年3月25日
大里綜合管理株式会社
代表取締役社長 石井 俊晴
