大里ブログ

石井副社長の建築日誌 2022年1月1日

1年を振り返り

際限なく経済成長を求め続けたことが、地球規模の様々な危機を招いたことを反省し、会社として、または、個人として何ができるか考え始めた。

その中で気付いたことは、次から次へと作られていく新しいものやサービスへの欲求、贅沢で美味しいものを食べたいという欲求、経済成長のために駆り立てられる様々な人の欲求が、ものをつくっては捨てるサイクルを生み出している。

それは自分達が気付かないところで多くの犠牲の上に成り立ち、さらには地球に負荷をかけて壊していく。自分の身の回りで起きていることや日本や世界で起きている様々なことを純粋な目で見て考えれば、変わらなければいけないことに気づく。

幸せになるために、際限なくお金や経済成長が必要だと刷り込まれてしまったことから、価値観の変換を行い、自然の循環に合わせた生き方はできないだろうかと動き出した1年だった。

 

私が携わる建築の仕事をみても、特に日本は『スクラップアンドビルド』という言葉通り、建築物を使い捨てる事に抵抗がなく、壊して建て替えることが当たり前に行われている。

そういう事に少しでも抗いたいと思い、他では解体する古家をリノベーションすることに挑戦してきた。

今年やってみたいことは、廃棄されるもので新しい建築をつくること。

大里という小さな会社が地球規模の課題に対して何ができるか、そして自分自身何ができるか、、、

新たな一年、挑戦し続けたいと思う。石井

関連記事

ページ上部へ戻る