大里ブログ

石井副社長の建築日誌 2021年4,5月号

■建築をとおして時給と自立へ
新型コロナウイルスによるパンデミックをとおして見えたことは、人と物の流れが止まることがありうるということです。この先は何が起きても不思議ではない時代に生きる覚悟をすることだと思いました。
そんな中でどういう建築を行っていこうか考えたとき「自給と自立」というキーワードが浮かびました。
具体的にいうと、生活の中で必要なエネルギーは太陽光で賄い、水は井戸や雨水を利用し、庭に畑をつくり果樹を植えるなどです。またなるべく近くの木材を使い、家を建てる過程でできることはなるべく自分で行うことだと思います。それは自分で行うことは何でも自分でできることにつながるし、不安定な時代に生きる自信になればと思ってます。
この先は本来ある人間の能力を開放して、できることはじぶんでやることに喜びを感じることが大切で、右肩上がりの経済が豊かで幸せになるという考えからシフトチェンジする必要があると思います。
必要以上に物を生み出し余れば捨てるという資本主義が限界にきているなかで、そもそも地球はだれのものでもなく、みんなのものであるという当たり前の前提にたちかえり、宇宙からの視点でどうすれば未来がよくなるかを考えることがひとりひとりに求められているなかで、見本になれる個人であり組織になりたいと思います。
石井 俊晴

 

関連記事

ページ上部へ戻る